昇格降格とフランチャイズ、LoLの未来はどうなる。

League of Legends Championship Series

Riot Games社のゲーム「League of Legends」のプロリーグ「LCS」は今、運命の別れ道に立っている。フランチャイズシステムに変わるか、昇格降格システムで残るか。

昇格降格システム

現在の「League of Legends」の「Championship Series」(チャンピオンシップ・シリーズ)、「NA」(北米)と「EU」(ヨーロッパ)両方とも昇格降格ルールです。通常は二つリーグがあり、(日本のサッカーで言う「J1」と「J2」リーグです)2部リーグで1位のチームが1部リーグへと昇格し、1部リーグで最下位のチームが2部リーグへと降格します、成績がいいチームはより技術を披露できるチャンスを与えられると言うスキルベースの世界です。「League of Legends」もリーグは色々と別れていてアマチュアでもチームとして勝ち上がればプロリーグへと昇格できます(「LCS」の詳しい仕組み)。

league of legends championship series system

フランチャイズシステム

 フランチャイズとはアメリカのプロスポーツでよくある、地域別にチームを作りリーグの参加者チームを固定する事です。昇格や降格も無いので、新たなチームが参加する場合リーグ全体に認められなければいけません。フランチャイズは昇格降格ルールと比べるとチームに安定性があります。

esl on frankfurt empty stadium

今後のプロリーグ

「League of Legends」のアナリスト「MonteCristo」さんによると近いうちに北米プロリーグはフランチャイズ化されるそうです。

先日プロリーグに参加しているチームオーナー達が集まり「Riot Games」社の責任者に手紙を書きました。

現在チームがお金を得られる方法はスポンサーシップかマーチェンダイズのみです。スポーツと違ってチームオーナーはスタジアムを持っているのでは無いので、チケットセール、テレビ契約などでオーナーは利益を得られません。マーチェンダイズの利益にも限度があるので99%スポンサーがいるからチームはやっていけてると言ってもいいでしょう。

オーナー達が「League of Legends」のプロリーグでお金を稼げないとオーナーになる意味はありません。もしこれがどうにかならなかった場合オーナー達はリーグから去ります。

チームがいなくなるとリーグも盛り上がらないのでこれは「Riot Games」社に取っても問題です。

league of legens pro team logos

もしフランチャイズを取り入れたら

昇格降格システムを辞めフランチャイズへと変わると今までの問題は全て解決されます。チームは地域別に固定されその地域の特別なスタジアムが作られ、(「Los Angeles SoloMid(仮)」など)チケットセール、配信契約、マーチェンダイズ、スタジアム広告などの方法が生まれてくるのでオーナーとしてはフランチャイズシステムは好都合です。

昇格降格ルールも無くなるので一回チームがリーグへと認定された場合成績を問わず毎年プロリーグへと参戦できるので利益は安定します。

しかし昇格降格ルールから離れると「eスポーツ」で一番盛り上がる「番狂わせ」の要素が薄まってしまいます。

無名の新人チームが有名チームをドンドン倒していくというシーンは「eスポーツ」の憧れでファン達の間ではつねに期待されています。こうやって新たなスターが誕生して、業界の注目を浴びてスポンサーがついたりするケースも少なくはありません。

NAのスポーツリーグはつねにフランチャイズシステムが使われていますが、EUのスポーツリーグは昇格降格システムをほとんど使用しています。システムを分けてしまうとファン達も分けてしまう可能性もありコミュニティーが遠ざかってしまうというリスクもあります。

EUとNAのカルチャーの違い、プロチームのオーナーの利益、この二つをどう「Riot Games」社は今後どう解決していくのだろう。

Writer: enn_thomas